お医者さんカウンセリング中抗がん剤治療のリスクと言えば脱毛。
男性でもショックは大きいものですが、女性にとって髪は命とも言われるように非常に重要なものでしょう。

抗がん剤を投与したからといって脱毛が必ずしも起こるわけではありませんし、抜け方にも個人差がありますが、ほぼ100%の確率で毛が抜け落ちてしまうようなきつい抗がん剤もあります。

抗がん剤治療による脱毛予防法はいろいろと考えられていますが、その中で今もっとも注目されているのが「頭部冷却法」や「頭皮冷却法」と呼ばれるものです。
ただし、現時点で頭部冷却法についての有効性は証明されていませんので、ここでは頭皮冷却法についてお伝えしたいと思います。

抗がん剤治療による脱毛予防「頭部冷却法」について

頭部冷却法とは、抗がん剤治療中に頭皮を冷却することによって毛根細胞の血管を収縮させることで、血管を通る抗がん剤の量を少なくして毛根細胞を守るというものです。

従来は、保冷剤を頭皮に当てて冷やすという方法でしたが、現在はチューブのついた冷却キャップをかぶり、冷水をチューブに循環させて、頭皮を一定の温度にキープできる機器が登場しています。

手順

①髪を濡らした状態で冷却キャップをかぶる
②抗がん剤の点滴を開始する30分前に冷却を始める
③16度前後に頭皮を保つ
④点滴終了後も2時間~4時間は冷やし続ける

冷却装置によっても違いはありますが、最新式の頭皮冷却装置はこのような流れで治療していくことが多いです。

国立がん研究センター中央病院でも抗がん剤治療による脱毛予防の一環として導入している冷却装置。ヨーロッパの使用実績では約7割の人に脱毛症状がおさえられたと報告されています。

頭部冷却法の副作用は?

・頭皮へのがん転移
・頭痛
・寒気

主な副作用は頭痛や寒気といったものになりますが、頭部冷却装置を使用した人の1%に、頭皮へのがん転移が見られたという報告があり、進行がんや再発がんの場合には使うことができません。

脱毛によって精神的ダメージを受けて、体にも悪影響を及ぼしてしまうということもないとは言えません。抗がん剤治療による脱毛予防は未だ確率されてはいませんが、希望の持てる方法のひとつとして「頭皮冷却法」が早く確立されるといですよね。